私はノンノンになりたい。何をバカなことを、と思う方もいるでしょう。私の家には、パペットスンスンのノンノンが2人います。カバンにもノンノンがいて、いつも一緒です。同じノンノンでも、よく見ると顔が少しずつ違います。でも、どちらもかわいい。私は毎日、普通に話しかけています。え?頭、大丈夫?と思いますよね。たぶん、大丈夫だと思います(笑)。ノンノンは、決して私を傷つけません。何も言わず、ただ愛くるしい眼差しでそこにいてくれます。私の心がトゲトゲしているとき、ノンノンを見ていると、そのトゲを一本ずつ抜いてもらっているような気がします。私は、次に生まれてくるなら、美味しい食べ物か、ノンノンみたいな存在になりたいです。美味しい食べ物は、誰かを喜ばせて、お腹を満たす。ノンノンは、何も言わなくても、誰かの心を満たす。だったら私たち「ホルト・オーラム症候群の会 ハート&ハンド」も、そんな存在になれたらいい。病気そのものを治すことはできなくても、不安なとき、苦しいとき、ひとりぼっちだと思ったとき、そっとそばにいて、心のトゲを一本でも抜けるような存在に。患者さんやご家族にとって、「ここがあってよかった」と思っていただける会を目指して、これからも歩いていきます。いつか、ノンノンみたいになれたらいいな。



