私の記憶が確かならば、これは大人の寺子屋余白の烏梅コース料理、サルシッチャヌーディー伊賀の大地が育んだ豚の粗挽き肉に、梅古庵畑で朝露をまとったセージ、ローズマリー、月桂樹。胡椒と烏梅粉、そして胸の奥でそっと囁くようなスパイスを重ね、香りをひとつに結びました。白ワインとフォンが奏でる柔らかな旋律に、烏梅の陰影を溶かした、ソース烏梅ヴァンブラン。畑から今朝摘んだばかりのすだちを添え、紅花をひとひら散らせば、皿の上に梅古庵の風景が立ちのぼります。そして、仕上げのひととき鉄人自らソース烏梅ヴァンブランをかけます。銀のフォークが静かに皿に触れ、香りが立ちのぼる。ひと口含めば、甘さと酸味がほどけ余韻がゆるやかに広がってゆく。おいしゅうございました。#大人の寺子屋#余白#烏梅コース料理#烏梅#料理の鉄人#主宰#梅古庵



