元の資料館で「親子の学習会」に参加してくださっていた方から、かわいい絵が送られてきました。ティコです!幸せそうに寝ています。このティコに、小学校1年生のYさんが布団を作ってあげたそうです。自分と違う誰かのために、その人の立場で考えて、その人が喜ぶことをする…この気持ちが「平和」をつくるのだと思います。故郷に帰れずに亡くなった多くの兵士たち…Yさんの作ってくれた布団で、ゆっくり休んでくださいね。
「戦い」が始まって早、二週間。毎日、みなさんに伝えたい、楽しいこと、心動かされることがあります!アマガエルさん盛りを過ぎたパンジーの葉を必死で食べるツマグロヒョウモンの幼虫サナギになったばかりのツマグロヒョウモンちゃん 背中のガンメタ?模様は自然のものとは思えない!こんなかわいい?ツマグロヒョウモンちゃんが、アシナガバチの栄養になっているところも見ました。「食物連鎖」も学べるTICO PLACEです!!(笑)さて。展示室を作っている間、頭の中で展示のシュミレーションをしていたのですが、いざ、資料を置いていくと、全く思っていた通りに行かない!資料が入らないんです…焦りました!「新しい構想」がガラガラと崩れ、「以前の資料館の状態」を作ることが先決!と判断。自分の「伝えたい思い」を、ひとまず封印して、「収める」努力をしました。もう、ホントにぎゅうぎゅうです(笑)「受け継ぐ」気持ちを表すために、先輩方の作成された資料をできるだけ活用したいと考えました。でも、一部、作成し直して小さくしなければならないものも・・・(申し訳ないです)いろいろと工夫して、何とか、粗方のレイアウトができました。(展示できない資料もあるのですが、今後、『特別展』としてお見せできるようにします。) 細部の作業に入ってからは、「戦争の時代を生きた人」に心を寄せられるようにと、思いを込めて資料を作っています。なかなか思うように進まないのですが、途中、何度も眉間の辺りがツ~ン。「もっと生きたかったろうに…」と・・・。同時に怒りも沸いてきます。『戦争ができる国』にあまりにも簡単に変えていっている現政権。「武力に頼らない、本物の平和をどうやったらつくれるか」を本気で考えてほしい!戦争で亡くなった人、苦しんだ人の思いを受け止め、未来を築いていくことが、戦争のない時代に生かしてもらっている私たちの使命だと思っています。昨日一日かけて、ホームページをリニューアルしました。特に、トップページと「お知らせ」を変えていますので、どうぞご覧ください。https://kitakyushu-heiwa.com/といっても、資料室はまだでき上がっていないので、建物の外観写真は、看板(只今、注文中!)が付いてから差し替えます。(予約サイトとの連携も、只今準備中!)運営に関して、何かご意見、アドバイス、よいアイデアなどありましたら、教えていただけると幸いです。(一人で考えていると煮詰まってしまって・・・)
5月20日(土)。以前「活動報告」でお伝えした、「突然の来訪者」Sさんが、お仲間と一緒に床を貼ってくださいました。「僕にも何かできることがないかと思いまして。」と、初めて来られたのは、3月10日。それからちょくちょく、様子を見に寄ってくださり、パテ埋めを手伝ってくださったり、棚のシートを貼ってくださったり。いつも見事な手捌きで美しい仕上がり!でも、奢ることなく大変謙虚。「カッコいい」とは、こういう方のことを言うんだと、我が身を振り返り…今日の床張りもあっという間に「倉庫」から「部屋」に変身!!8月末から始まった「北九州平和資料室 TICO PLACE」作りは、ほぼほぼ終わりました。(細かいところはありますが。)多くの方々に資金面で支援していただいた上に、実働としてもホントにたくさんの方に手伝っていただいたお陰です。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。いろんなことがありましたが、楽しかったです!「為せば成る!」を実感した9ヶ月でした。さあ!これからは孤独な戦い?です。後1ヶ月で、やることが山積み…今、我が机を埋め尽くしている付箋を、一日一枚は剥がせるように、がんばります(笑)感謝。
5月11日(木)。資料室作りを始めた9ヶ月前からの念願のトイレができました!!体調が万全ではないボランティアのMさんが、「早く付けてあげたい。」と、来てくださったんです。(´;ω;`)ウッ…前の資料館では、車椅子の方や体の不自由な方に来ていただけなかったことが心残りでした。(3階にあったため)だから「資料館を受け継ぐ」と決心した時に、まず考えたのが「多目的トイレ」でした(笑)。「野外トイレ」の簡易式のものなど、いろいろと調べて問い合わせたのを懐かしく思い出します。それから、「ボランティアさんに来ていただくには、まずはトイレを設置しなければ!!」と、トイレを中心として資料室作りの手順を考えました。「井戸を掘る(水の確保)」→「浄化槽の設置」当初の計画では10月末には完成!(笑)これまで、ボランティアさんはじめ、来られた方々が、トイレがないことに合わせて行動をしてくださっていました。ホントにありがとうございました。そしてもう一つ。伝えたいことがあります。展示室に展示棚が付きました。(展示室ほぼ完成!)昨日は、祝杯を上げました!前号に書いた通り、今私は、展示内容の準備に仕事をシフトしています。(ボランティアさんと相方に、残った資料室のいろいろを任せて・・・。)でも、デスクワークよりも、肉体労働の方が好きな私です。心と脳に、疲れが溜まっている(笑)のを感じていたので、昨夜は何も考えずに寝ました。うれしくてうれしくて。ホントは、私の中では、3月末にはこの状態にする予定でした。1ヶ月半も遅れています。これから、急ピッチで展示準備を進めて行こうと思っています。急ぐけれども、伝えたいことをちゃんと伝えられるように、表現方法を考えていきます。完璧にでき上がっていなくても、6月23日(金)「沖縄慰霊の日」にオープンします。冬の寒い時に、ボランティアの方からいただいたイチゴが、今、実を付けています。昨日は、カマキリの赤ちゃんも見ました。ヘビも見ました!カエルがたくさんはねています。平和資料室は、食物連鎖をじかに見ることができる場所です。(笑)また、しばしお別れです。(展示準備に集中するためです。でも、どうしても「伝えたい」時には・・・)最後に、よかったら30秒、『自然』の音をお楽しみください。お元気で。https://youtu.be/Ssi5e-mbr2o
4月16日(日)。「北九州芸術祭俳句大会」という催しで、お話させていただくという貴重な機会をいただきました。昨年の暮れ頃だったか。ーーー「閉館した平和資料館の灯を継ぐ」という新聞記事を手に、芸術祭のお世話役のNさんが河伯洞(火野葦平の旧家)に来られたのは。Nさんは、違う用事で河伯洞に来られ、用事を済ませて「ところで、この方をご存知ないですか?」と、新聞記事を見せながら、管理人のFさんに尋ねました。「あ~!ここに居りますよ!!~(笑)」ちょうどボランティアで河伯洞に居た日で、みんなで大笑いしたのを思い出します。私にとって「俳句の会」は、品格のあるご尊老が集まっている「固い」イメージがあり、とても私のような者が話をする場ではない。と思っていました。・・・気付けば4月。本来なら、腰を落ち着けて「考える」体勢に入っている予定が、「作業」体勢から抜け出せない状態です。「講演内容を考えないと…」作業を我慢(笑)して、数日は真面目に(笑)机に向かいました。「私が伝えられることって、何だろう?」改めて考えました。そして、小学校教員時代の実践記録を引っ張り出し、子ども達と共に学んだことを振り返りました。歴史学習での様子を伝える学級通信改めて、「子どもはすごい!」と思いました。感じる力、たくましい想像力を発揮して、学びます。子ども達が考えることは、人間として、大事にすべきことだと痛感します。学習発表会で子ども達が作った原稿の一部時々、目頭が熱くなるのを感じながら、読み耽りました。失敗したことも思い出し、「あの時」の子どものためにも、まっすぐに生きることが、私のできることだ。と思いました。そして、若かりし頃の自分が、「自分の思い」を書き記しているのを見つけました。あ~。変わってないや。(笑)結局、「俳句の会」では、自分がやって来たこと、考えていること、今やっていること、やろうとしていることをお話させていただきました。緊張していて、客観的に振り返ることは不可能です(笑)。でも、終わって、わざわざ声をかけてくださる方が居ました。「涙が出そうやったよ。」「子ども達の感想がよかったですねぇ。」そして、ご寄付もしていただきました。拙い話に耳を傾けてくださった先輩方に、感謝です。結局、「あ~引き受けるんじゃなかった。」と少々ネガティブな感情で会場に入った私でしたが、人間の「英知」溢れる「俳句」に触れ、なんだか、感動でいっぱいで帰途につきました。「人間」って、すばらしい!!これから展示準備に入ります。その直前に、自分が今、どうして「平和資料館を引き継ぎ、新しく『つくる』」ことにしたのか、もう一度考えることができました。私は、歴史研究家にはなれません。「人間」に興味があるようです。そんな自分が、これから、「平和資料室」の展示の準備をします。6月23日開設に間に合うように…。外板張り終了「壁作り」に入って、毎日のように来てくださったボランティアの方と相方のお陰で、おそらく8割方「箱」はでき上がりました。これまで、いろいろな場面で多くの方にお声かけ頂き、なんとかここまで漕ぎつけました。これから開設までは、自宅に「籠り」ます(笑)。不器用なので、一人で集中しないと事を成し遂げられないタイプでして。どうぞご理解のほど、よろしくお願いします。余裕がある時、あるいは、どうしても伝えたくなった時に、「活動報告」を書かせていただきます。それまで、お元気で!!