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「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

現在の支援総額

3,037,500

75%

目標金額は4,000,000円

支援者数

204

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,037,500

75%達成

終了

目標金額4,000,000

支援者数204

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

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7月31日(月)。7月最後の日。この日は、たくさんの子ども達が来館しました。(予約してなくて、お話できなかった方々もおられました。申し訳ないです。)太宰府から来た子ども達。1年生から6年生。そして、高校生。年齢は様々ですが、集団の中に思いやりを感じることができて、楽しいひと時を過ごさせていただきました。まず、活発な子が「義手」に気付いて、「うわぁ~!!手がある!!!」と、大騒ぎ。この義手は、TICO PLACEが開館して間もなく、佐賀にお住まいの方から寄贈されたものです。「お父さんとの思い出の詰まった義手」ですが、「この遺品を通して、戦争のことを伝えてほしい」と、寄贈してくださいました。子ども達は興味津々です。何とか、義手に腕を入れようとしている活発な子。でも、腕は入りません。(途中で仕切られています)「どうして腕が入らないのかな?」「この腕を使っていた人は、どうして腕がなかったと思う?」・・・私の質問に、子ども達は「考える」顔になり、それぞれに考えたことを発言してくれました。一人一人の考えから少しずつ想像を膨らませて、正解(戦争に行って弾に当たった)にたどり着く、その過程が楽しかったです。「木に当たった弾が跳ね返って、右手首に当たって、手首を怪我したそうです。」「放っておいたら、ばい菌が入って腐っていくからと、腕全部を切り落とされたそうです。」・・・説明を聞きながら、恐る恐る『手』に触る子ども達。「利き腕がなくなったら、どうかな?」ーーーー「字が書けん」・・・と、その後の苦労や、どうして作った「腕」を付けたかを考えてもらうなどしてもらい、『その人』のことに思いを馳せました。どのくらい想像できたかは、年齢差もあり、それぞれ違うと思います。見ると、一人の子が、その『手』と握手をしたんです。(腕相撲も!)「きっと、この『手』を使っていたおじちゃんは、天国で喜んでるよ。みんなと握手したり、腕相撲したりできて。」と、思わず言いました。すると、違う子もその『手』と握手をしたんです。「みんな、握手してみる?」一人一人が、そっと自分の手を、動かない手に合わせて、握手をしていきました。この『手』の持ち主の生前のご苦労を聴いている私は、そんな子ども達の姿に、「あ~よかった。届いていますよね。」とTさんに語りかけていました。(つづく)


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夏がやってきました!資料館の前(裏?)の森では、セミさんが元気に鳴いています。一週間という限られた命を精一杯に燃やして生きているようです。「知ってほしい」「考えてほしい」・・・その一心で・・・旧北九州平和資料館が閉館してからの10ヶ月。私を支えたのは、「応援してくださる皆さんの声」と同時に、「怒り」でした。「今」、戦前戦中の日本のように、いろいろなことが国民が知らないうちに変えられたり、加えられたりしています。その中の一つ。人間形成の場である教育現場で使われる教科書が変えられています。小学校6年生の社会科の教科書から「非核三原則(核兵器を持たない・作らない・持ち込ませない)」がなくなっているのです。北九州市では、3社のうち2社がその文言、説明を無くしています。私の頭の中には、一生を原爆のためにめちゃくちゃにされた方々の姿が浮かびました。被爆によって背中に大やけどを負った谷口さん体を焼かれ、心無い言葉に心もズタズタにされ、それでも、「未来のために」と、核兵器廃絶を訴え続けた方々の姿を思い出し、憤りで体が震えました。おかしくないですか?●核兵器はじめ、兵器に頼って平和を保つ●一部の犠牲(自衛隊員・自衛隊のある町の人々・沖縄など米軍基地のある街の人々・ミサイル部隊を配備された地域の人々・弾薬庫のある街の人々・・・・)によって平和を保つ●兵器製造によって経済を回す●兵器の輸出入によって外交を行う・・・こんな社会を子ども達に受け継いでいいのでしょうか?私たち人間は、そんな情けない生き物ではない!私はそう思っています。「戦争の時代」のことを学びましょう。そして、どうして戦争になったのか。どうして戦争に反対できなかったのか。どうして戦争を止めることができなかったのか。歴史を紐解き、「現在」と重ねて考え、そして、行動しましょう・・・。私が、「北九州平和資料室 TICO PLACE」を作っていた10ヶ月の間に、あれよあれよと、いろいろなことが変わっています。43兆円の防衛費拡大の閣議決定。核抑止の容認。防衛費調達のための法案の可決。武器輸出を可能にする動きの加速化。・・・こんなにも大切なことが、いとも簡単に、それも、国民にあまり知られることなく変えられていることに危うさを感じます。「戦前戦中と似ている!」と思ってしまいます。こんなこと、許しちゃいけない!一人一人の命が紙切れのように扱われたあの悲惨な戦争の後、一人一人の命を大切にする国にしようと憲法を変え、努力してきたから、今の平和があるのだから。一人一人が命を輝かして生きていける社会に、世界に、私はしたい。


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毎日、「活動報告でオープンを知らせなきゃ。お礼を伝えなきゃ。」と思いながら、へとへとで、こんなに遅くなってしまいました。申し訳ありません。改めて。皆さんのご支援のお陰で、何とか「北九州平和資料室 TICO PLACE」を作り、オープンすることができました。本当に本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。新聞やテレビで取り上げていただいたお陰で、来館者が次々と来られています。(KBCテレビ「アサデス」)https://youtu.be/HQlPchB--NI(小さな平和資料館 市民がつなぐ平和への思い|NHK 北九州のニュース)でも、自分の中では消化不良を起こしています(笑)。実は、『沖縄慰霊の日』に開館することは決めていて、展示が完璧でなくても、できた所までで。と。「開館してからやっていけばいいや。」と思っていたのですが、やはり、自分が考えていたものになっていないことが悔しいのです。●触れることができる●加害と被害の両面から戦争の真実を知ることができるに加えて●当時の人たちの「声」(体験)を届けたい●「今」と重ねながら「歴史」を見られるような展示にしたいそうすることで、未来の世界の平和を築く力を増やしたいと考えているのですが、できていない・・・ま、できていないことは仕方がない!!とにかく、やりとげたいです。とりあえず、館内の様子を写真でお伝えします。日本の軍隊のこと侵攻侵略の経緯教育・内地のくらしの様子被害と加害沖縄のこと戦後・人間とは~図書コーナーご覧の通り、資料が嫌というほど詰まっています。(入れるのに、大変苦労しました~!!)きっと、展示を見ていたら、疲れてくると思うんです。その時は、こんな風に、のんびりと資料と向き合っていただけたらうれしいです。(床を絨毯で仕上げてくださった支援者の方のおかげで、狭いながらも、家の中に居る感じで資料に触れることができるようになりました!感謝。)図書コーナーには、カウンターと椅子があります。図書コーナー私のこだわりの空間です(笑)。今は、まだ、物が片付いていません。8月末まで限定で、B29の機銃が展示してあります。壁を作る時にモニターを置く場所を作りました。DVDを見ることができます。本を読んだり、DVDを見たり、あるいは勉強したり、手紙を書いたり、・・・?「平和」を感じながらゆっくり過ごせる場所にしたいです。(子ども達は、絵本がたくさん置いてあるので、ごろごろ本に親しんで・・・)遅くなりましたが、『こんな感じ』に仕上がっています。よかったら一度お越しください。


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仕舞っていた資料を引っ張り出してから一か月。毎日、綱渡りのような日々を過ごしています。精一杯頑張っているのですが、予想していた以上に、展示スペースが狭く、以前の資料館と同等の展示をすることで手いっぱい!!空いたスペースに収まるように「説明書き」を打ち直すという感じで・・・とにかく、ギュウギュウです。「新しい資料室で、展示したいこと」と、温めておいたことは、半分くらいしかできていません。でも、6月23日。『沖縄慰霊の日』にオープンします。「サグラダ・ファミリア(=完成がない=進化し続ける?)でやっていきまぁ~す!」と、応援してくださっている(心配してくださっている?)皆さんには、笑顔で答ております(笑)とにかく、慌てず、ゆっくりと、まずは、地域の皆さんに信頼してもらえるようにと思っています。予約の準備が整いました。(「整いました」とは言えないかな…どんな風になるのか、管理者の自分が、まだよく把握できていません…)いろいろとご迷惑をおかけすることがあろうかと思いますが、お力を貸してください。どうぞ、よろしくお願いします。余談。この一か月、「夜、目が覚めたら資料室に行く」、「泊まるつもりで行く」というような生活をしています。でも、怖くない!いつも私の中に、応援してくださっている皆さんがいるんです。(ちなみに写真は、ある日の朝食。直接お会いできる支援者の方々からのいただき物。)そして、いつも私の中に、戦争を生きた人たちがいるんです。平和のために、がんば


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元の資料館で「親子の学習会」に参加してくださっていた方から、かわいい絵が送られてきました。ティコです!幸せそうに寝ています。このティコに、小学校1年生のYさんが布団を作ってあげたそうです。自分と違う誰かのために、その人の立場で考えて、その人が喜ぶことをする…この気持ちが「平和」をつくるのだと思います。故郷に帰れずに亡くなった多くの兵士たち…Yさんの作ってくれた布団で、ゆっくり休んでくださいね。