【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

現在の支援総額

828,488

138%

目標金額は600,000円

支援者数

125

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/02/21に募集を開始し、 125人の支援により 828,488円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

現在の支援総額

828,488

138%達成

終了

目標金額600,000

支援者数125

このプロジェクトは、2026/02/21に募集を開始し、 125人の支援により 828,488円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

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【毎日更新】第20回『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』 しばらくしたらチリンチリンつって扉が開いた音がして振り返ると、水色の作業服来た四人組が入ってきたところだった。慣れた感じで、入り口脇にある棚から新聞やら雑誌やらを手にとって、こっちに近づいてくる。 そのうち先頭にいた若い兄ちゃんが俺たちに気づいて、ギョッとした顔つきになった。 まあ無理もねえ。きったねえ革ジャン着たおっさんパンクスに対する反応としては、しごくまっとうだ。だいたい、俺らはこういう態度には慣れてるもんで、別に嫌な気になったりしねえ。むしろなんつうか、驚かせちまってゴメンな兄ちゃん、てな感じでさ。 まあ、じゃあ行くかつって、相変わらずダンマリ決め込んでる涼介の方を見ると、その顔のニヤニヤがさらにすごいことになっていて、さすがの俺もゾッとした。「お前、快楽殺人者の役とかやったら、なかなかいいんじゃねえかなあ」ボンが真面目な口調でそう言って、タカも「ああ、快楽殺人者の役とか合ってるかもなあ」と同意する。「バカなこと言ってねえで行くぞ」って俺は席を立った。 こういう社会不適合者は、用事がすんだら早々に立ち去るべきだ。ボンとタカが先に出口に向かっていって、俺もその後をついていこうとした。だけど、涼介がまだ立たねえわけだ。いい加減頭に来たんだけど、ふと、涼介がニヤつきながら見ているその視線の先が気になった。 つまりはあれだ、窓の外。 俺はあの部屋——かつて「友達」になったあの女の子が住んでいた部屋——に自然と焦点をロックしたんだが、驚いたよ。 さっきまで閉まってたはずの赤いカーテンが、ちょっとだけ開いてるんだ。 最初見たときは隙間が全くなくて、左右のカーテンが完全に重なっていたはずだから、これはつまり、あの部屋の「住人」が中から開けたって以外、考えられない。 そのとき俺の頭の中に、さっきの涼介とおばちゃんの会話が浮かんだ。「あのマンションって、分譲?」「たぶんそうよ」ってやつだ。 俺はハッとして、視線を戻したが、そこにもう涼介はいなかった。 いつの間に移動したんだろう、既に涼介はレジのとこにいて、おばちゃんからお釣りを受け取っているところだった。ボンとタカはその隣で、本棚にあった雑誌のエロページを開いて満面の笑みを浮かべている。店員はおばちゃん一人なんだろう、さっき入ってきた四人組に対応しなきゃいけないのに、いつまでも席でグズグズしてる俺を不安そうな表情で見ている。 俺は慌てて、ほとんど小走りってくらいの急ぎっぷりでレジに向かった。いやそれは、おばちゃんを待たせて悪いなっていう意味でもあったんだけど、それよりさ、涼介が考えてるかもしれない「恐ろしい計画」について、今すぐに問いたださなきゃいけねえって思ったからだよ。〜第21回に続く〜--本日はここまでです。少しでも続きが気になった方は、ぜひこのプロジェクトの「お気に入り登録」をお願いします。(登録していただくと、更新タイミングで通知が届くようになります)また、今回のプロジェクトでは、限定青カバー版(100冊限定)やオリジナルステッカー及びバッジ、著者と小説の舞台となったBARで飲む交流枠など、様々なリターンを用意させていただいています。ぜひチェックいただき、ご支援いただけますと幸いです。それでは、また明日。児玉ロウ


「パンク」なクラファン、リターン紹介その2、【<青カバー>サイン入り書籍1冊】(4500円)です。今回の目玉とも言える青カバーver書籍(限定100冊)に、著者直筆のサインを入れてお届けします。カバーが違うだけで中身は赤い通常版と同じなのですが、まあなんというか、ちょっと特別な感じがするじゃないですか。既に赤バージョン持っている方も、コレクター的に手にとってもらえるかもしれないし。…なんてスケベ心から作ったんだろうと思われがちですが、実のところ「自分が作りたかった」が一番だったりします。何しろ第2刷を赤青2パターン作るだけで、当然ですけど経費はドカッと上がるわけですよ。コスト面だけ考えたら、限定版とか作ってる場合じゃないんですよ、ただでさえ赤字なんだから…ただ、やりたいと思ったらやっちゃう。作りたいと思ったら作っちゃう。そういう厄介な性格なんですが、実はこういう自分がけっこう好きなのです。そうやっていろんなものを作りまくってきた結果、今のような「何でもDIYしちゃうオールラウンドクリエイター」ができあがったわけで。閑話休題、そんな国境なき医師団、ならぬ節操なき制作マンな雰囲気が最も出ているリターンかと思います。ちょっと"ひねくれ者"のあなたにぴったりでは?


【毎日更新】第19回『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』「はいはい、なあに?」「あのマンションってさ、分譲?」と向かいのビルを指さす。「あのマンション? ええ、たぶん分譲よ。ずいぶん古いけどねえ」 涼介がニヤリと笑ったのが分かった。何考えてんのかは分かんなかったけど、まあ、とりあえず飯だ。思えば昼間っから飲んでばっかで、コンビニのおにぎり以外何も食ってねえ。 胃の中は大量のビールでパンパンなんだが、不思議なもんだよな、腹は減るんだ。いやむしろ、酔っ払えば酔っ払うほどバカ食いしたくなるっていうか、まああれだな、いわゆるマンチーってやつ。 俺はチキンソテー、涼介とボンはナポリタン、タカはいつも通りハンバーグ。まあ、なんていうか、可もなく不可もなくって感じで、感動もない代わりに失望もしない、ファミレスとそう変わりないレベルの料理だったけど、別に文句もねえ。そもそも、俺の目的としていたマカロニグラタンはなかったわけだしな。 俺たちは黙々とそれを掻き込んだ。まあ、見た目通りの味だった。いや、わざわざバスに乗って来るほどの店じゃあねえよ、実際。「あー、食った食った」と言ってボンがでっけえゲップをする。「ここビールねえのかな」とタカがメニューを裏返して見る。おいおい、まだ飲むのかよ。 そしたら意外にも涼介が、カシャンとジッポを閉じながら「いや、もうやめとけよ」なんて言う。「あん? なんでだよ」思わず俺が口を挟む。 いや、実際のとこ、俺たちは飲み過ぎだよ。ライブ会場で缶ビールやらチューハイやらをガバガバ飲んでんだ。もうやめといた方がいいのは間違いない。ホント、こんな生活を続けているからγ–GTPが二◯◯とか超えちまうんだ。「なんでって、足元フラフラじゃ格好つかねえだろ」「なんだそれ」 俺は涼介が何言ってんのか分かんなかった。ただニヤニヤしてるだけでそれ以上説明しねえし。 ただまあ、いつも通りと言えばいつも通りだ。涼介って奴はなんていうか、こういう変な野郎なんだ。 いつも一人で悪巧みして、タチの悪いことに、無理に聞き出そうとするとへそを曲げやがる。だから俺もそれ以上は追及せずに、ボンとタカが話してる「なぜ一夜明けたビールの空き缶はあんなにも臭いのか」というどうでもいいバカ話に加わった。〜第20回に続く〜--本日はここまでです。少しでも続きが気になった方は、ぜひこのプロジェクトの「お気に入り登録」をお願いします。(登録していただくと、更新タイミングで通知が届くようになります)また、今回のプロジェクトでは、限定青カバー版(100冊限定)やオリジナルステッカー及びバッジ、著者と小説の舞台となったBARで飲む交流枠など、様々なリターンを用意させていただいています。ぜひチェックいただき、ご支援いただけますと幸いです。それでは、また明日。児玉ロウ


ということで「パンク」なクラファンも中盤に差し掛かってきましたので、あらためてリターンの紹介をさせていただきます。まずはコチラ、現在もっとも多くの方に選んでいただいているプラン【サイン入り書籍1冊】(3000円)です。『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の書籍1冊(通常版)に、著者直筆のサインを入れてお届けします。そんな風に偉そうに言っていますが、これを書いている現在、自分の正式なサインデザインはまったく決まっておりません。今までもBARなどで「サインして〜」とお願いされて書かせていただいたことはあるのですが、あれはなんというか、サインと言うより「署名」という感じでして。皆さまの手元に届くまでにはカッコいいサインを考えておきます!ということで、「どのプランにしようかな」と迷っている方はこちらを選んでいただくと良いかもしれません。なお、本プランに限らずですが、今回は書籍にはすべてロウズ出版オリジナルのしおりを付けさせていただきます。他のプランについても順次紹介していきます。よろしくお願いします!


【毎日更新】第18回『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』 ——っていうような話を、俺は皆にかいつまんで話した。 彼女の「友達になってくれないかな」という言葉の場面で、ゴクリ、と誰かが生唾を飲む音が聞こえた。「そ、それで、どうなったんだよ」タカが真剣な表情で聞く。「なんともまあ、青臭え話だなおい」ボンがタバコに火をつける。「言ってやるな、モテねえ奴はこういう妄想を楽しむしかねえんだ」涼介の無慈悲なツッコミ。「妄想じゃねえよ」と俺は笑いながら言う。よくわかんねえけど、照れ笑いだ。なに照れてんだバカ。「でも実際、どうなったんだ」とボン。「なったよ、友達に」俺は答える。「おお、やったな」タカが嬉しそうに言う。「いや友達にはなったんだけどよ、じゃあどっか遊びに行こうか、みてえにはならねえわけよ。学校で見かけることもときどきあったけど、彼女の方がひとつ上だったし、俺はビビリのチキン野郎だったし、別にどうこうなるわけでもねえ。まあレストランには変わらず行ってて、彼女は俺に手を振ったりしてくれたけど、こっちとしちゃ振り返すわけにもいかねえだろ。親父やお袋に知られたくなかったし」「なんで?」とタカ。「なんでかなあ。よくわかんねえけど、そうだったんだよ。で、そうこうしてるうちに親父が異動になって、引っ越すことになりましたと。俺は転校して、レストランにも行けなくなって、彼女にも会えなくなって、はいおしまい。そういう切ねえ話さ」「切ねえ話ねえ」涼介が言う。「もったいねえなあ。可愛かったんだろ?」ボンがうまそうに煙を吐き出す。「ああ、可愛かった。確かにもったいなかったなあ。あのまま関係が発展してたら、俺は彼女と結婚して、そんで離婚なんかせずに、幸せな家庭を築いてたかもしれねえ」「ねえよ」ボンが笑う。 その時おばちゃんが料理を運んできて、俺たちそれぞれの前に置いた。お待たせしちゃて、ごめんなさいね、そう言って伝票を丸めて、頭を下げる。 で、また厨房の方に戻ろうとしたとき、何を思ったか涼介が「ねえおばちゃん」と声を掛けたんだ。〜第19回に続く〜--本日はここまでです。少しでも続きが気になった方は、ぜひこのプロジェクトの「お気に入り登録」をお願いします。(登録していただくと、更新タイミングで通知が届くようになります)また、今回のプロジェクトでは、限定青カバー版(100冊限定)やオリジナルステッカー及びバッジ、著者と小説の舞台となったBARで飲む交流枠など、様々なリターンを用意させていただいています。ぜひチェックいただき、ご支援いただけますと幸いです。それでは、また明日。児玉ロウ


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