世界遺産と温泉の町 “ゆのつ” にみんなが集える「シェア文庫」を作りたい!

島根県西部に位置する人口1000人弱の温泉津(ゆのつ)地区に、地域住民や旅行者にとってのサードプレイスとなるシェア文庫「本と舍(あらか)」を作ります。本との出会いはもちろん、地域住民同士、地域住民と旅行者の交流が生まれるような仕組みも提供します。乞うご期待!

現在の支援総額

3,253,000

162%

目標金額は2,000,000円

支援者数

239

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/11/01に募集を開始し、 239人の支援により 3,253,000円の資金を集め、 2025/01/18に募集を終了しました

世界遺産と温泉の町 “ゆのつ” にみんなが集える「シェア文庫」を作りたい!

現在の支援総額

3,253,000

162%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数239

このプロジェクトは、2024/11/01に募集を開始し、 239人の支援により 3,253,000円の資金を集め、 2025/01/18に募集を終了しました

島根県西部に位置する人口1000人弱の温泉津(ゆのつ)地区に、地域住民や旅行者にとってのサードプレイスとなるシェア文庫「本と舍(あらか)」を作ります。本との出会いはもちろん、地域住民同士、地域住民と旅行者の交流が生まれるような仕組みも提供します。乞うご期待!

地域おこし協力隊のためのクラファンで、あなたもプロジェクトに挑戦してみませんか?

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みなさんこんにちわ!ワトコオイルと西田です。今日はシェア文庫「本と舍」の解体現場からお送りいたします。その前に‥おかげさまで、目標達成67%のところまできております。日々ご支援くださり、本当にありがとうございます。先日お近くにお住まいの方とすれ違い様、「ちょっと西田さん!!本のお店を作るんだって!!?すごく楽しみだよ〜おいてもらいたい本もたくさんあるんだ。」と、とてもうれしいお声がけをしていただきました。↑温泉津の飲食店組合(仮)のメンバーで運営している「温泉津あさいち」にもよく来てくださる地元の奥さまがた。毎回愛に満ちたお声がけをしてくださいます。こうして町のみなさまがすれ違いざまに励ましてくださったり、楽しみにしてるよ〜!!なんて声を聞くと悶絶せんばかりに嬉しいですね‥。↑「フトシです!」でおなじみの小林太議員。本当によく地域の取組に足を運んできてくださいます。しかも雨の日の月曜の夜にゲンショウシャに飲みに来てくださったりして、いつも本当に助かってます‥。写真は温泉津あさいちから拝借いたしました。ありがとうございます!!本と舍の進捗はいかに‥さてさて本日の本題は「本と舍の進捗報告」です。実は自ら解体工事を行っておりまして‥。そのため進捗は牛歩戦法…。と、思いきや、実はめちゃめちゃ早いスピードで進んでおります。↑1階部分の様子。このスペースが絵本と棚主書架エリアになります天井を剥ぎ、床を剥ぎ、とするわけですが、出るわ出るわひた隠しに秘められた歴史の遺産たちが…!!↑これぞ漁師町!床下から現れた無数の貝殻。貝殻の石灰質による調湿効果があるとかないとかそういうかんじ?現代を生きる私はあまりにも無知すぎる‥誰か教えて2階部分はクセの強い配架エリアになるのですが、助っ人たちのお陰様で順調に解体も進んでおります。↑トップ画像で持っているワトコオイルはこれら梁や間柱を美しく復活させるのに使用します。御覧ください、この見事な梁…。今週末また解体をして、2階の天井を現しにします。もとっと美しい梁がお目見えする予定なんですよ‥。本と舍の意匠本と喫茶のゲンショウシャにお越しになられたかたでしたらお察しかと存じますが、西田は内装・意匠は自ら行います。それは自身が作家活動をしていることもあり‥(作家活動をポストしているインスタグラムはこちら)その制作コンセプトからも、西田が関わる以上外せないプロセスです。その初期ステップに、「自ら解体に関わること」は重要な要素を占めます。解体することで、その家が年月をかけて佇んできた人の息遣い・時間の経過に一時的に介在できます。そしてそれは多くの発見を伴い、暮らし人のパーソナリティも垣間見えます。西田がその場所でなにか新たな場を作る、その場所であることの理由・背景。そうしたものも残しながら変容したいのです。なぜなら、温泉津のこの場所には、私が生まれるよりはるか昔から代々家と土地、そして地域をこんにちまで守ってくださった方がいらっしゃったのですから。私はそうした先人たちに最大限の敬意をはらいたいと考えています。エフエム山陰に出ます!!さあ、そんな具合で現場ももりもり進捗中。また随時経過報告をお届けいたします。そして告知です。掲題にございます通り、「西田、エフエム山陰に出ます!!」。実はエフエム山陰に取り上げていただくのは今回で2回目。1度目は本と喫茶のゲンショウシャを取材くださいました。今回は、田村奏のBe Lucky!という番組。めちゃめちゃイケてる & はっぴいえんど時代の細野晴臣さんみたいな雰囲気の奏さんがパーソナリティをつとめる石見とインディーズ音楽を紹介する番組で、約10分ほど登場させていただきます。オンエアは22日(金)10:30頃~の予定。ぜひっみなさまご視聴くださいませ〜!(奏さんありがとうございます〜!)かなり冬の足音を感じる温度になってきた11月もなかば。季節の変わり目は体調も崩しやすいです。どうかご自愛なさりながら毎日をお過ごしくださいませ◎引き続き、よろしくお願い申し上げます。


新たにリターンを追加しました!西田の“クセ強”選書が届く【新古書混合 選書本 5冊 + 西田の選書理由書】これは‥結構面白いんじゃないかと‥勝手に思っております。具体的な内容は?ある一定のテーマに基づいた西田セレクションの新古書混合5冊が届きます。さらに、「なぜそれを選んだのか?」という、西田の選書理由書がおまけに付いてきます。それはいったいどんなテーマか?そのテーマに西田はどんなごたくを並べるのか?全ては謎に包まれた選書ですが、“クセ”と偶発性を楽しみたい方にはピッタリです。選書遊戯、「誰かに本を選んでもらうこと」のおもしろさ私はこれまで、少なくとも2名の方にテーマとともにご依頼をする形で「本と喫茶のゲンショウシャ」の選書をしたことがあります。一つは10年来の大切な友人が運営している燈花書房さんです。この運営者とはかつて一斉を風靡したクーポンサイトの運営会社G社の同僚でございました。(その際は「おせち事件」で世間をお騒がせいたしました…)いつ寝れるかわからぬほど朝から晩まで仕事をした日々‥。スタートアップの熱気に当てられ無駄が多かろうとも忙しく楽しい酔狂な日々を共に過ごした仲間です。例えば燈花書房さんはこれまでに、こんな選書をしてくださいました。「本の読める場所を求めて」–読書という行為を研ぎ澄ました先に場所は何でしょうか?「ぼくは漁師になった」–自給自足、責任と共生するということ。この書籍一つ一つに当てられたコメントにもぐっと心を惹かれます。ちなみにこの書評を描いてくれたのはゲンショウシャの立ち上げメンバー、「地力音楽祭(じりきおんがくさい)」を主催している真下はる氏です。このときのテーマは「生きかた・くらしかたを選ぶ」でした。15〜20冊ほど選書をしてもらったのですが、手元に届いたときの感動は筆舌に尽くしがたいものがありました。これがあれよと思い思いし、つぶさに本と書評を見比べましたものです。次に選書してもらったのは、都内で企業内図書館の選書・司書をされていた温泉津在住のまきさんです。まきさんには「絵本」を選書いただきました。子ども向け?いいえ、選書いただいたのは、年齢を問わない、読む人・手に取る人の解釈によりいかようにも変化する絵本たちでした。この期間は老若男女、わらわらと書架に集まっていたように、さらにそのラインナップはまきさんのお人柄を顕著に表していたように記憶しています。書を捨てよ、町へ出よう。ここまでで2つの選書例を御覧いただきました。選書はする側にとって、①テーマに合わせて選ぶことの面白さ②受け取り手のことを想像するワクワク感が伴い、その過程において「選書人」の性格が如実に現れるという魅力を帯びます。書店、Kindle、オーディブル。私は今もこの全てを使って本に触れています。書店の高い一瞥性による新たな発見から得る喜び、Kindleやオーディブルのレコメンドも忙しい日々の助けになります。かつて寺山修司が書いた挑発的な書、「書を捨てよ、町へ出よう。」。シェア文庫をやろうとしているやつが何を真逆のことを言おうとしとんねんと思われたかもしれませんが、これはつまり本に触れていない人へのメッセージではないのです。書生論だけでは叶わない現実ばかりですし、今の時代なかなかそんな人もいらっしゃらないでしょう。ただその青臭くも気高いインプットと思考、そこから外に出、行動に至ることがその人間力を高めることになるかもしれません。本との出会いの選択肢のひとつに、「選書」はいかがでしょうか。* このリターンでは、新書・中古本問わず選書いたします。* 蔵書と重複しても返本いたしかねる点、ご了承くださいませ。


みなさまこんにちは、西田です。東京では木枯らし一番が吹いたそうではございませんか。西田の住む温泉津では朝夕が冷え込みます。もう薪ストーブを早く焚き始めたい、そんな11月‥!あっと気づけば、みなさまのお陰様で、キリ番!!!です。↑煩悩のキリ番。もうすぐ年末ですね‥。(この記事を投稿した頃にはすでに1,100,000円を超えておりました。ありがたいことです)冗談はさておき‥。開始から約1週間で、50%を超えることができました。ご支援くださっているみなさま、本当にありがとうございます…!↑祖母が作ってくれた謎ベストを着用するほどに朝は冷えています。ここからの目標達成に向けて、まだまだ頑張るです◎ブランディングを考える今日は一日しっかり時間をかけてリサーチとブレストに時間を費やしました。なんのかと申しますと、「本と舍(あらか)」のブランド整理です。↑まずはじめはひたすら言葉を書き出します。自動書記ばりにとにかくひたすら書く。そしておっと思った言葉をマーキングします。ブランド整理をする時、①イメージやインスピレーションからくる情報の書き出し②機能や役割の書き出し③自分がどうしたいかという将来ベクトルを向いた考え の3点を言語化するところからはじめます。そこからキーワードを導き出し、そのキーワードをさまざまな角度で組み合わせて構造化をします。↑まだ秘密なのでぼかしています。「本と舍」はすでにあるサービスや商品・施設ではなくこれからできる新たな場所です。そのため、なるべく固定概念は取り外して、一見無茶に見える発想やアイデアもどんどん加えていくのですが、あるところまでいったら次は削ぎ落とす作業に入ります。小生活の場合お茶のブランドとして立ち上げた「小生活(こなまいき)」も同様のステップで構築しています。↑小生活は特に日本語独特の音読み・訓読みをそれぞれの持つ意味を踏まえて構成したブランド名です。これに至るまで、コトタマ文学など島田先生の本を随分読み漁りました‥。このときは「野草茶」が手元にあり、その野草茶の背景・機能・性能・特徴が見えています。そしてそれらを享受してくれると喜んでくれるだろう人のイメージを具体化させていき、ではそうしたペルソナの人々がどんなブランドでどんなビジュアル設計をしていれば、彼らのライフスタイルの一部として捉えてくれるだろうか?という発想から示しまとめていきます。↑初期の野草茶のビジュアルはこちら。とてもシンプルで野趣味を感じます。今は少しこれに茶効感を得られるビジュアルに刷新しました。なぜブランディングを大切にしたいか私は前職と、前々職の仲間のおかげで「ブランド認知」がいかに大切かを身にしみて理解するきっかけが多数ありました。もともとデザイン業をしていたので、明示化・視覚化することは慣れていましたが、必ずその初期の構築ステップに歴史や創設者の思い、機能性やユーザー・消費者の現時点での認知の洗い出しなどのリサーチからはじまる「ブランド理解」があります。それがあることで差別化ポイントを浮き彫りにし、他にはない「◯◯ならでは」を抽出し言語化します。そしてその理念をいかに視覚的に示すかということで設計を始めビジュアルデザインへと進みます。現象舎とお取引やお仕事をさせていただいた方でしたら、「こいつら、やたらとブランドや価値認知とか言ってくるな‥」とお思いになられたことが多くあられるかもしれません。それには上記のようなプロセスを経ることで、サービスや商品の提供側には「やりがいや誇り」が芽生え、消費者や受け手側は「それを利用することの豊かさ(金銭のみではない)」を得ることができます。これ、とても大切なことだと考えています。提供する側・作る側は「楽しい」のです。消費者や受け手側は「嬉しい」のです。めちゃめちゃ幸せではありませんか?一見同じ製品、A国製とB国製がある。お値段は後者が安い。でもA国製が生まれた歴史や素材と加工の技工、それらが持たせる機能性。その機能的ベネフィットが人をどんな気持ちにさせるのか‥?その背景を知った人のうちの何割かは、値段は高くてもA国製を買うかもしれない。そうすれば、A国製の素材供給業者、職人、連綿と受け継がれた技工、そうしたものに適正な価値が返される。私はこうしてその価値を明示化して、フェアバリューを導きたいと常日頃から感じています。そしてその対象は、モノのときもあればサービスのときもあるし、地域のこともある。地域の場合に取り組んだのがまさに温泉津100人会議なのです。本と舍のブランドの考え方を整理する本日ここでは全容は明かしませんが、重要なワーディングを導き、ビジュアル化したいブランドロゴパターンを整理するところまではやってみました。例えばですが、すさぶ。それはゆるやかなへだたり。本を読んでいる時、本もあなたを読んでいるかもしれない。耳で読み、肌で感じる、考える。男と女と_______。association・組合と拡張とかとか。(ここからもっともっと少し再度バラしたり整えたり研ぎ澄ませてみたり広げてみたりしていく)そしてアウトプットとして、読み方「本と舍(ほんとあらか)」に対し、シンボルロゴ・ロゴタイプ・るびロゴの分類でビジュアル化に落とし込んでいきます。そしてイメージボードとかも作っていきます。↑これは過去に作成したものの一例。結構この時が一番楽しかったりする。このプロセスはまだまだ続きます。‥ということで、「本と舍(あらか)」ロゴは、年明けころに発表しようかと考えているので、とにかく今はリサーチ!検討!考察!開発!!の繰り返しです。いつも思う。西田はライフワークで作品づくりをしていますが、自分の作品づくりにあたってはここのプロセスって同じだったりするんですよね。そしてそれが仕事になっていることはとても楽しくあなうれしやな。追加のリターン準備を目下進めていますが、その中に「ロゴ制作を依頼する」というのを入れようかと考えてみています。もしご興味がお有りの方がいらっしゃいましたら(あるいは当記事の感想でも結構です)、メッセージかコメントを残してみてください。検討してみたいと思います!本日もご精読、ありがとうございました!引き続きよろしくお願い申し上げます。


とても人気ですぐに限定数がなくなってしまった野草茶3本セットの追加をいたしました!↑第2ロットの配送は第1ロット分配送後の対応となります小生活(小生活)って?小生活(こなまいき)は2023年、島根県は温泉津で誕生した茶のブランドです。温泉津をはじめ、島根県西部・石見地方の山里で育まれた野草や、重要無形文化遺産の石州和紙の素材である楮(こうぞ)を手摘みし、茶葉のブレンドや加工・製造、小売りや卸をしています。山里は自然(じねん)の産物を人の手で少しばかり頂戴することで、ささやかな発見の喜びと茶の効を享受し、それらが暮らしの活力になることを願い、立ち上げたブランドです。       さて、それではここからは3本セットのそれぞれの特徴について少し綴ってみます。楮ほうじ茶↑春から夏にかけては特に楮の間引きと芽かきをします春から夏にかけて、毎週木曜に西田が島根県浜田市は西田和紙工房(親戚ではない)に通い、楮のお世話をしながら手摘みさせていただいた茶葉を焙じ作っています。↑皮剥ぎをし乾燥して保管しておいた楮の皮をそぞる奥様たち。今も昔も変わらぬ作業風景です。島根石見地方で製造される、重要無形文化財の石州和紙。その素材である「楮(こうぞ)」を丁寧に手摘みし、3日間天日干しをしたあとに焙じています。半分ほど青い茶葉を残すことで、楮ならではの香りを楽しめるようにしています。■期待できるコト高血圧予防/動脈硬化予防/利尿作用/滋養強壮/疲労回復が期待できると言われています。■抽出方法1つのティーバックに200mlの90℃ほどのお湯を注ぎ、2〜3分を目安に蒸らします。 ティーバックを取り出してお召し上がり下さい。カキドオシとレモングラス島根県大田市の山里にて手摘みされたカキドオシをメインにレモングラスを合わせた、とてもファンの多い野草茶ブレンドです。↑陰りにひっそりとはえるのがカキドオシ。香りはとにかく爽やか運動後の疲労回復や肩こり改善、冷えやむくみ解消にも効果があるとされています。カキドオシのミントとバジルの中間のような香りにレモングラスが合わさり、爽快感の頂きをのぞかせてくれます。アイスもおすすめ。急須よりも手軽に飲めるティーバッグは手軽なお土産にピッタリです。■期待できるコト疲労回復/糖尿病予防/代謝・血行促進/利尿作用 が期待できると言われています。■抽出方法1つのティーバックに200mlの90℃ほどのお湯を注ぎ、3〜4分を目安に蒸らします。ティーバックを取り出してお召し上がり下さい。焙煎マコモとスギナ島根県大田市の山里にて手塩をかけて育てられた真菰をメインにスギナとを手摘みした野草茶ブレンドです。↑本と喫茶のゲンショウシャの立ち上げメンバーでもあり、野草の採取と開発を一緒にしてくれているましもさん茶効全体として血液浄化やデトックス効果。真菰(まこも)には腸内環境を、スギナには自律神経を整調する作用が見込めます。出雲大社のしめ縄としても使われる真菰は焙煎を経て香気を持ち、スギナの土らしさと合わせています。■期待できるコト解毒・浄化作用/自律神経整調/代謝・血行促進が期待できると言われています。■抽出方法1つのティーバックに200mlの90℃ほどのお湯を注ぎ、2〜3分を目安に蒸らします。 ティーバックを取り出してお召し上がり下さい。楮茶・野草茶を作った背景私は、シーラカンス食堂・里山インストールの小林新也さんをきっかけに温泉津を知りました。彼は兵庫県小野市と温泉津を2拠点生活されていて、温泉津でも里山エリアの山の開拓をされています。彼から、日本の山の課題、地場産業の課題、そうした話を聞くたびに危機感と課題感に駆られる。けだし自分には何ができるのか?彼のように、播州の既存産業に根付いた職人承継を築き上げ磨いてきた信用も、本質的に魅力を感じファンになってくれるような世界の顧客も販路も持っていない。もう一度自分に尋ねます。「私に何ができるのか?」地域資源の再発見、地域ブランディング。一次産業的に採取と開発に手を貸してくれる仲間がそこにはいました。まずは地域の山農家をされている松本さんのもとを尋ね、野草と暮らしについて聞かせてもらい、野草それぞれの楽しみかたを知ります。季節ごとに芽吹く草木に目を凝らし、開発メンバーと「ああでもない、こうでもない」といいながら美味しい配合を探り、そしてできたのがこの3つのお茶たちです。昔は当たり前に飲まれていたかもしれない野草茶。もしよろしければ、この機会に手にとってみて、味わってみて、石見の山里に思いを馳せていただけるととても嬉しいです。以上、小生活と楮茶・野草茶についてご紹介いたしました。これからも引き続き、よろしくお願い申し上げます。


みなさまこんにちは!車内からお送りする今日の西田は、徳島県上勝町へ向かっています。走行距離12万キロを超えた商用タウンエースに乗って、1人6時間半の車旅。最高だぜ!アメリカン!!(?)今回、西田はTOUCAというフィールドワークプログラムに参加させていただき、「ゼロ ウエイスト宣言」を掲げる上勝町に2泊3日の視察研修に行きました。さあ、ここまでですでにいくつかの新しい情報がでてきたため、まずはそれぞれについて簡潔にご説明いたします。TOUCAとは?TOUCAとは、“地域”をフィールドに遊び学ぶ、コミュニティ。↑到着してすぐは、その町についてを現地のキーパーソンから学びます。ここで基礎情報をインストールするわけですな。文化、くらし、食、自然、循環など、多様なテーマに地域の最前線で向き合う人と地域を巡る人が出会い深め、観光にとどまらない人と地域の関係性を探索し、未来の世代へ繋げていくことをテーマに集まった人々によるフィールドワークを実践する会です。↑とにかくこの実務研修が宝。行って、見て、参加して、当事者になって認知と理解を深めて課題を見つけます。(引用元:TOUCA 旅するフィールドワーク)このプログラムに参加をするのは2度目、前回は富山県・彫刻の町「井波」に赴きました。徳島県、ゼロ・ウェイストのまち上勝町今回訪れた徳島県上勝町は森林が89%を占め、人口も1,700人程度、5年後には1,000人を切ると予想され、町民平均年齢も59.2歳と、いわゆる限界集落です。野焼きも焼却炉も使えなくなり、上勝町はごみの多分別という独自の道を歩み始め、上勝町は2003年、日本初のゼロ・ウェイスト宣言を掲げます。↑上勝町の中央くらいのところにある「ゼロ・ウエイストセンター」では、ゴミの集積所でありながら、ここまでに至った背景などをしっかり学べます。そこから2017年、ごみの45分別でリサイクル率80%を達成しました。上勝町のゼロ・ウェイストは、ゼロ・ウェイストに関心を持つ消費者を増やし、製造者が作った物に最後まで責任を持つ社会をつくることを目指します。↑適切にリサイクル分別をして、「ちりつもポイント」を貯めることで日用品ゲットだぜ!そんな場所に一体何をしに行くのか?私はこのTOUCAの活動以外にも、年に複数回、日本の地方部へ視察研修に赴きます。日本の個々の地域に潜む個性。それは急に現れたものではなく、連綿と受け継がれ、今なおその時の面影を残し続けるものです。実に長い歴史を持つ日本という国。その個性は十把一絡げに語るのは難しい。そうした地域の昔と今を知ることで、「私が温泉津でできること」を模索したりするのです。↑移住歴15年の溜本弘樹さんが運営されるかやぶき学校での朝ご飯の一幕。どの地域にも、まちに関わっている人たちがたくさんいます。それは有名な方もいれば、静かにコツコツと取り組んでいる方もいらっしゃる。それぞれの視点とやり方と関わり合い方、得意分野は違えど、目指すところは同じ。もちろん、うまくいくことばかりではありません。今回の上勝町でも、輝かしいゼロ・ウェイスト宣言が生んだ陰りがありました。グローバルからローカルへ。ネットワーク社会の受付を作った二人の留学生INOW Kamikatsu。海外へ、上勝の “Sustainability & Zero Waste” を紡ぐ語りべです。↑Cafe Polestarにて。左:PDND東輝実さん(上勝出身)、中:INOWカナさん、:INOWシルさんある日、INOWのカナさんとシルさんで、研究テーマであるサステナビリティのリサーチで日本を調べた際に上勝を知りフィールドワークを実施。ゼロ・ウェイストセンターはあるけれど、ナビゲーションがなかった時代。彼ら自身で地域をフィールドリサーチし、キーマンらと出会いコミュニケーションを進め、今となっては移住され、こうした「学びの旅」のコーディネーター & ナビゲーター的役割として上勝のグローカルネットワークの窓口にとなっているようです。上勝町には、こうして「ゼロ・ウェイスト」を起点に、それに関連する地域への経済効果と新たな貢献の形が生まれています。祖母の田畑を継ぐ際に見えた課題と自分ができること↑シシトトラ - 浅野農園 - 浅野秀美さんの田畑にお邪魔しながら「柚香(ゆこう)」という上勝の柑橘類についてお話を伺う。私はここで、シシトトラ - 浅野農園 - 秀美さんのお話にとても心を打たれます。Uターンで京都から地元上勝町に戻り、祖母の田畑を継ぐべく、秀美さん自ら山に入る。先祖が代々大切にしてきた山のその奥の山。そこにはあまりにも多くのゴミが山積みになっていたそうです。45品目分別によるリサイクル。とても容易にできることではなく、特にご高齢の方であればあるほど、うまくできない。なかなか人にも聞けない、歳を重ねれば重ねるほど、「今さら?」と思われてしまうかもしれない。地元に貢献したい思いが強くありながら、それができていない自分に恥じ入る。そのとき、とても孤独を感じておられたのではないかと思います。そして、それは私たちを含め、すべての人に訪れる事象かもしれない。そうした現実を目の当たりにしながら秀美さんは、山間部を先祖代々開拓した歴史、祖父母が大切に守ってきた農園、そして自分ができることとは何かを考え、「100年以上続けてきた農業をこの先100年先も続くように」と事業を引き継がれています。そんな彼女は、上勝町がゼロ・ウェイストを掲げることは大切だと語ります。ご自身の目で山積みになったゴミを目の当たりにしたという現状があり、そしてそれを我々フィールドリサーチに来た人にも、しっかり現実課題として語りつぐ。とても、とても貴重だと思いませんか?光ある取り組みの陰にある課題、こうしたところも包括して自分ができることを考えていこうと、より一層決意が固まった日でした。西田がおもったことどう考えたって、ゼロ・ウェイスト宣言の実践は大変です。めんどくさいです。とは言いながら慣れたらできそうです。もっとダイナミックに環境を変えたりシステムを入れられないの?という声も聞こえてきそうです。はじめ、西田はそう思っていました。でもなんかそうじゃないな、と旅の終わりには思いはじめました。ともにTOUCA合宿に参加された、Green Cities, Inc. の山崎 ミツさんが面白いプレゼンをしてくださいました。↑こちらはウェブ引用させていただいた画像ですが、こうした長期的な人口グラフを用いてご説明くださいました。人口が急激に増加した期間のほうが異常値で、そこからいずれ近似曲線による緩やかな増加地点に戻る時が来るだけと考える。日本の人口は明治維新以後の150年間に急激に増加。そして、100年間で急激に減少します。約75年後の2100年で、100年前の明治後半ぐらいの人口に戻ります。これから減少をたどる過程で、大量消費大量生産の工業的プロセスは経済効率も悪く不要となり、足るを知る暮らしが一般的になったとしましょう。そうすると、旅の冒頭で思った「ダイナミックに環境を変えたりシステムを入れられないの?」という考えがふわりとどこかに飛んでいきました。上勝町の町民は、町民のみなさま自身の日々の取り組みが如何にすごいことか、気づかれていないのではないかしらんと思いました。世界から、サステナビリティモデルの町として注目を集める上勝町。知らず知らずのうちに、積み上げてきた20年がその関心を集め、世界から人を呼び込む「機会」になっている。もう一つ。上勝町にある産業のはっぱビジネス「イロドリ」。これもゼロ・ウェイストの一つであると私は考えます。かやぶき学校の溜本さんの既存資源のリユースの取り組みも、秀美さんの柚香(ゆこう)の高付加価値化もゼロ・ウェイストの一つではないでしょうか。在る資源。それは人の手で生み出され人の手で始末される。私達が生きている今もすべては過程に過ぎませんが、やっぱり考え続けることが大切だなと思った次第です。以上で「ゼロ ウエイスト宣言」を掲げる上勝町で2泊3日の視察研修のレポートを締めくくります。最後に、今回上勝町が持つ機会と課題を呈し、それを考え議論する場を設けてくださった SPEC BIO LABORATORY, inc の田中達也さん。今回が、私にとってはあまり考えたこともなかった「社会と福祉」の観点から、自らの地域の課題にも考えを巡らせるとても大切なきっかけになりました。本当にありがとうございます。そしてTOUCAプロジェクトのみなさま、いつも貴重な学びな機会をありがとうございます。ここまでのご精読ありがとうございました!!


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